Huawei、超狭額縁ディスプレイの5G対応10.8型タブレット「MatePad Pro 5G」発表

Huawei、超狭額縁ディスプレイの5G対応10.8型タブレット「MatePad Pro 5G」発表

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  • 10/09/2022

Huaweiは、スペイン・バルセロナで記者会見を開催し、10.8型超狭額縁ディスプレイを搭載し、5G通信機能にも対応するAndroidタブレット新モデル「MatePad Pro 5G」を発表した。

最大の特徴となるのが、Huaweiが世界初とする超狭額縁仕様のタブレットという点だ。ディスプレイのベゼル幅はわずか4.9mmしかなく、競合のタブレットと比較して圧倒的な狭さとなっている。これにより、本体に対する画面占有率は90%に達するとともに、サイズは246×159×7.99mm(幅×奥行き×高さ)と、10.8型タブレットとして非常にコンパクトとなっている。また、重量は492gと500gを切っており、こちらも10型タブレットとしてはかなりの軽さだ。

ディスプレイは10.8型で、表示解像度は2,560×1,600ドット。DCI-P3準拠の広色域表示や540cd/平方mの高輝度表示に対応し、映像クリエイターも納得の高品質表示が可能という。

ディスプレイは10.8型で、2,560×1,600ドット表示に対応。DCI-P3準拠の広色域表示が可能狭額縁仕様で、画面占有率は90%に達している競合と比べても高い画面占有率を誇る本体正面。サイズは246×159×7.99mm(幅×奥行き×高さ)と非常にコンパクトで、実際に手にしても8型クラスのタブレットという印象を受ける下部側面左側面上部側面右側面背面

データ通信機能は、5G通信をサポートする。5G通信対応タブレットは世界初ではないものの、Huaweiとしては今回が初の投入となる。この5G通信対応は、SoCに5Gモデムを統合しているHiSiliconの「Kirin 990」を採用することで実現。Kirin 990は、内蔵CPUやGPU、AI処理エンジンのNPUといったプロセッサの処理能力も優れており、5G通信対応だけでなく、性能面もトップクラスとなっている。

このほかには、タブレットとして世界初となるワイヤレス充電機能をサポート。USB Type-C経由での充電時には40Wの急速充電が行なえるとともに、ワイヤレス充電でも27Wの急速充電に対応。さらにワイヤレス充電対応のスマートフォンや周辺機器にワイヤレス充電が行なえる、リバースチャージ機能も備える。なお、リバースチャージ時の出力は最大7.5W。また内蔵バッテリ容量は7,250mAhとなる。

Huawei、超狭額縁ディスプレイの5G対応10.8型タブレット「MatePad Pro 5G」発表

カメラは、前面カメラはディスプレイ左上角付近に、いわゆるパンチホール形式で搭載。800万画素センサーとF値2.0のレンズとの組み合わせとなる。背面カメラは1,300万画素にF値1.8のレンズを組み合わせたシングルレンズ仕様で、LEDフラッシュも搭載する。

オーディオ性能も優れており、本体にはHarman Kardonがチューニングした4スピーカーシステムを搭載。この4スピーカーを利用することで3Dサウンド再生が可能となっており、映画などのコンテンツも臨場感豊かに楽しめる。また、本体側面に4個、背面カメラ部に1個の計5個のマイクを搭載。側面の4個のマイクで音や声を効率良く集音し、背面カメラ部のマイクでノイズキャンセルを行なうことで、クリアな録音やビデオ通話が可能だ。

SoCは、5Gモデムを統合するHiSiliconの「Kirin 990」を採用し、5G通信をサポートタブレットとして初のワイヤレス充電に対応。また、ワイヤレス充電対応機器に充電できるリバースチャージ機能にも対応している前面カメラはディスプレイ左上角付近のパンチホール形式で搭載背面カメラは背面カメラは1,300万画素にF値1.8のレンズを組み合わせたシングルレンズ仕様Harman Kardonチューニングの4スピーカーシステムを搭載し、迫力のある3Dサウンドを再生できる5個のマイクを搭載し、クリアかつ効率良く音や声を集音できる

オプションの周辺機器も豊富に用意。キーボードカバーの「Smart Magnetic Keyboard」は、MatePad Pro 5Gと組み合わせて利用することで、ノートPC的な利用が可能となる。MatePad Pro 5Gに装着すると自動的にペアリングが行なわれ、すぐにキーボードを利用した入力が可能。また、60度と70度の2段階でタブレット本体を支えるスタンドとしても機能する。キーボードは1.3mmのストロークを備え、快適な入力が可能としている。

専用スタイラスペンの「Huawei M-Pencil」は、4,096段階の筆圧検知、傾き検知に対応しており、プロのクリエイターも納得の快適なペン入力が可能。また、使わないときはMatePad Pro 5Gの上部側面にマグネットで装着でき、ペン内蔵バッテリがワイヤレス充電される。

オプションのキーボードカバー「Smart Magnetic Keyboard」本体全体を覆うカバーとして機能する開くとキーボードが現れ、快適な文字入力が可能。本体とはマグネットで固定される60度と70度の2段階で本体を支えるスタンドにもなる背面側から見た様子キーボードは比較的ピッチが広くタイピングしやすい印象キーは1.3mmのストロークを確保。また本体に装着すると自動的にペアリングされる専用スタイラスペンの「Huawei M-Pencil」Huawei M-Pencilは、4,096段階の筆圧検知、傾き検知に対応非常に滑らかな書き心地で、従来のM-Penよりも圧倒的に軽快なペン入力が可能だM-Pencilは本体上部にマグネットで装着でき、その状態で内蔵バッテリがワイヤレス充電される

基本スペックは、SoCがKirin 990、RAMが8GB、内蔵ストレージは256GBまたは512GB。通信機能は5G通信機能以外に、IEEE 802.11ac(wave2)準拠無線LANとBluetooth 5.1を搭載。接続ポートのUSB Type-CはUSB 3.0準拠。

GPSは、GPS/AGPS/GLONASS/Baidou/Galileo/QZSSをサポート。センサー類は、環境光センサー、地磁気センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、加速度センサー、色温度センサーを搭載。OSはAndroid 10.0ベースのEMUI 10.1を採用。ただしGoogle Mobile Serviceは搭載せず、Huawei独自のエコシステム「Huawei Mobile Service」を搭載する。

発売時期は明言されなかったが、欧州での価格は内蔵ストレージ256GBモデルが799ユーロ、512GBモデルが949ユーロ。また、オプションのSmart Magnetic Keyboardは129ユーロ、Huawei M-Pencilは99ユーロ。

Huawei製スマートフォンと接続してデータ転送などが容易に行なえる「Huawei Share」もサポート接続ポートのUSB Type-CはUSB 3.0準拠欧州での価格は内蔵ストレージ256GBモデルが799ユーロ、512GBモデルが949ユーロ