サングラスやメガネで音楽を聴く時代へ! スマートグラス「HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear II」レビュー

サングラスやメガネで音楽を聴く時代へ! スマートグラス「HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear II」レビュー

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  • 06/04/2022

ファーウェイは、音楽が聴けるスマートグラス「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」を2021年7月13日に発売した。

UV400カットのサングラスタイプ「SMART LANG」と、度なしメガネタイプ「SMARTKUBO」の2種類がある。HUAWEI直販価格は、いずれも4万3,780円(税込)。

新しいデバイスであるだけに、どれだけ高音質の音楽が聴けるのか、気になる人もいるだろう。

そこで今回は「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」を借りてチェックしてみた。

■音楽が聴けるサングラスGENTLE MONSTERは、韓国発のサングラスブランド。韓国ドラマ「星から来たあなた」でヒロイン役を務めたヒロイン チョン・ジヒョンさんが身に着けていたことから韓国で一躍人気となり、日本でも話題となった。

そんなGENTLE MONSTERとのコラボレーションにより誕生したのが、「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」だ。

「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」をひと言でいうと、音楽が聴けるサングラス(またはメガネ)だ。スマートフォンとBluetoothで接続すれば、テンプル(つる)に搭載されたスピーカーから音楽を聴くことができる。

イヤフォンのように耳を塞ぐことがないため、周辺の音も自然に聞こえる。逆音波による音漏れを最小限に抑える機能が搭載されており、静かな場所でも会話の邪魔をしない。

「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」の見ためは、一般的なサングラスにしか見えない

付属のケースは、GENTLE MONSTERがデザイン協力をしている。NFCワイヤレス急速充電機能を備えているため、「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」本体をケースに収納すると、自動的に充電が開始される。

サングラスタイプ「SMART LANG」と、度なしメガネタイプ「SMARTKUBO」、奥に見えるのがケース

充電状態は、ケース内にある発行ダイオードの色(赤、黄、青)で確認できる。バッテリーは85mAhのリチウムポリマー電池を搭載する。

駆動時間は、・音楽再生時間:最大5時間・音声通話の持続時間:最大3.5時間

サングラスやメガネで音楽を聴く時代へ! スマートグラス「HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear II」レビュー

本体の重さは、・SMART LANG 44.2g・SMART KUBO 45.45g

付属のUSB Type-Cケーブルをケースに接続して、Eyewear IIを充電する

■イージーリスニングに最適、音声通話にも対応今回、「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」と接続するスマートフォンとして、「iPhone 12 Pro Max」(以下、iPhone)を使用した。

使い方は簡単だ。・Eyewear IIをケースに入れて、ケースのボタンを長押しする・Bluetoothの設定から「EYEWEAR II」を選択するこの2ステップですぐに使用できる。

iPhoneでは、「設定」-「Bluetooth」から「EYEWEAR II」を選択すればよい

「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」は装着を検知する機能を搭載しており、身に着けると「ピコ」という音が鳴り、装着を認識する。あとは、iPhoneで音楽を再生するだけでいい。

「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」はイヤフォンと異なり耳の近くで音を鳴らすため、使用するまでは、音が小さいのではないかと思っていた。しかし実際に使用してみると、イヤフォンと同等の音量で音楽を聴くことができた。

つるに搭載されたスピーカーは、128平方mmの大型振動板であるため、音楽を聴くのに十分な音量を確保できるとのこと。

「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」はイヤフォンのように耳を塞がないため、音楽を視聴中でも、違和感なく会話もできる。音漏れが気になる人がいるかもしれないが、実用上は心配はいらない。

実際に50cm程度離れた距離で音楽を再生してみたが、Eyewear IIから流れる音楽を聞き取ることはできなかった。とはいえボリュームを大きくすれば、音楽を聴きとることはできるので、視聴ボリューム次第ではある。静かな場所では、他人に迷惑をかけないボリュームに調整したり、図書館などでは使用を止めたりするなど、マナーを守った利用は必要だろう。

つるの中央にスピーカーが見える。赤い部分がタッチセンサー

つるには、タッチセンサーが搭載されている。・左をダブルタップ:Siriを起動・右をダブルタップ:再生/一時停止これらの操作ができる。残念ながらiPhoneには専用アプリケーションがないため、現状ではタップ操作のカスタマイズができない。

iPhoneに電話がかかってきたときは、左右どちらかのつるをダブルタップすると、再生中の音楽が一時停止され、音声通話ができる。実際に試してみたが、ノイズがのることもなく、快適に通話ができた。

イヤフォンは耳の内側を圧迫するが、Eyewear IIは圧迫しないため、Eyewear IIのほうが疲れにくい。重さも約45gと、一般的なサングラスやメガネをかけているのとあまり変わらない。長時間の使用でも、さほど疲れを感じることはないだろう。ただし、音楽への没入感でいえば、イヤフォンのほうが高い。

「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」は、BGM的なリスニングに適しているようだ。

「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」でオーディオをコントロールしている様子
度なしメガネタイプ「SMARTKUBO」でオーディオをコントロールしている様子

■置き忘れても、地図で見つけられるサングラスやメガネは、意外に置き忘れることも多い。そのため「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」には、置き忘れなどで便利な機能が搭載されている。

HUAWEIが開発したAndroidスマートフォン向けのOS「EMUI 11」以上を搭載したスマートフォンであれば、スマートデバイスを一元管理できる「AI Life」アプリを使用して、「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」の位置を地図上に表示することができる。

地図は拡大表示に対応しており、かなり正確な位置を特定できるため簡単に見つけられる。

「HUAWEI X Gentle Monster Eyewear II」の位置を地図上に表示してみた

「HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear II」は耳を塞がないため、日常のさまざまなシーンで音楽が聴けるガジェットだけに、イヤフォンに変わる新しい音楽デバイスとしても、今後の進化や展開が楽しみだ。

・「HUAWEI ×GENTLE MONSTER Eyewear II」