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  • 02/04/2022

ケーブル整理に便利なラベル作成新機能

キングジムが、ラベルライターで知られる「テプラ」の新製品「PRO SR-R980」を発表した。8月27日から発売されるという。同シリーズの最上位モデルだ。

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最初のテプラは1988年のデビューだった。以来、日本語ラベルライターの国内シェアトップに君臨する。そして今回、ラベルを作成する時のテンプレートに相当する「フォーム機能」に「ケーブルフォーム」が追加された。LANケーブルやネットワーク配線機器の管理表示用ラベルに特化、様々な現場で活用できるという。どこに繋がっているケーブルかが、ひと目で分かる識別に特化したラベルだ。

ケーブルフォームの追加にともない、専用のテープカートリッジとしてインダストリアル・ネットワーク配線部材業界で高いシェアを持つパンドウイットコーポレーションとの共同開発商品「カットラベル・パンドウイット」も発売される。このラベルを使って、ケーブルの被覆にその素性を見栄え良くラベリングできるようになる。

カットラベル・パンドウイットには「回転ラベル」と「セルフラミネートラベル」の2種類がある。前者は貼り付け後もラベルを回転、移動させることができ、後者は印字の上に透明ラミネートをかぶせることができるというものだ。

使い勝手については動画で紹介されているが、これらを見れば、「おおっ!」と思う方が少なくないのではないだろうか。ちなみに、ざっくり計算すると、ラベル1枚は定価ベースで20円程度になる。

カットラベル・パンドウイット 回転ラベルの使い方カットラベル・パンドウイット セルフラミネートラベルの使い方

本来は、LANケーブルで使うのに便利なように開発されたものだが、LANケーブルは被覆にCAT.5eなどという文言が印刷されているので最悪の場合でも性能が分かる。一方でUSBケーブルはなかなかそうはいかない。このテプラはもう、USB Type-Cケーブルに使わないでどうすると直感した。

「USB 3.2 Gen 2(10Gbps) 5A」といった文言をケーブルに貼り付けられたらどんなに分かりやすいだろう。買ってきてパッケージから出してしまったら最後、そのケーブルの性能がよく分からなくなってしまうことが多いUSB Type-Cケーブルの分類にはうってつけだ。電子的な識別はケーブルのプラグ部分に内蔵されたeMarkerと呼ばれるICチップで行なわれるのだが、それを目で見えるようにしたいのだ。