Excelで人気の「ピボット テーブル」機能が「EmEditor」でも利用可能に ~v21.4.0が正式公開

Excelで人気の「ピボット テーブル」機能が「EmEditor」でも利用可能に ~v21.4.0が正式公開

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  • 23/06/2022

米Emurasoftは12月23日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor」の最新版v21.4.0を正式公開した。今回の目玉は、「Microsoft Excel」でも人気の「ピボット テーブル」への対応だ。「これが使いこなせれば脱入門」と位置づけられている比較的高度な機能が、CSVデータの表示・編集に対応するとはいえ、本来であればテキストエディターに過ぎない「EmEditor」に搭載されたのは驚きだ。

「ピボット テーブル」は、クロス集計などのデータ分析に使われる機能。たとえば以下のような来場者のデータがあるときに、

会社員男自営業男公務員女公務員男学生女学生男会社役員女公務員男自営業男学生女
来場者のデータ

横軸(列)に職業、縦軸(行)に性別をとってそれぞれの出現数(件数)を集計し、以下のような新しいテーブルを作成することができる。

Excelで人気の「ピボット テーブル」機能が「EmEditor」でも利用可能に ~v21.4.0が正式公開

会社員会社役員公務員学生自営業総計女1124男12126総計1133210
横軸(列)に職業、縦軸(行)に性別をとってそれぞれの出現数(件数)を集計できあがったテーブル

行・列の合計をとることも可能で、どのような属性の来場者があったのかが一目でわかるだろう。件数のほかにも、合計や平均、最大値・最小値を集計することも可能だ。

「EmEditor」の場合、「ピボット テーブル」関連のコマンドは[編集]-[CSV]メニューやCSVヘッダーの右クリックメニューなどから利用可能。[並び替え]ツールバーに新設されたボタンからも利用できる。[並び替え]ツールバーはこれまで[CSV/並べ替え]ツールバーに統合されていたもので、本バージョンから分離された。表示されない場合は、[ツールバーのカスタマイズ]ダイアログで[すべてリセット]コマンドを実行するとよいようだ。

そのほかにも、「EmEditor Free」にも自動更新機能が導入された。ユーザーからの要望に応え、アップグレードを促すバルーン表示を無効化することもできる。これに伴い、設定画面も拡充された。

バルーン表示を個別に無効化する設定画面

無償で利用できる「EmEditor Free」は、以前に大幅な機能強化が行われて以降、着実にユーザーを伸ばしているようだ。

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「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。年額5,280円の有償ソフトだが、個人利用であれば機能制限のある無償版「EmEditor Free」として利用できる。

対応OSは64bit版を含むWindows 7/8.1/10/11およびWindows Server 2008 R2以降で、現在同社の公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。Windows 10以降であれば「Microsoft Store」から入手できるストア版を利用するのが手軽だ。