(1)製品名:Mar対応 SurfacePro3 256GB(Win8.1Ux64)→(Win10x64) (2)製品のグレード:【Cランク】Bランクよりもキズ等や使用感があるレンタルアップ品 (3)当該製品の予定売価:参考価格4万9680円(税込)(税抜4万6000円)
横河レンタ・リースが運営している、PCやタブレットなどのレンタル返却品を「リファービッシュ」(清掃、外観チェック、動作・機能検査)して「リフレッシュPC」として販売している「Qualit」。
Qualitでは製品の状態によって「超美品」、「美品」、「Bランク」、「Cランク」などとランクを分けているが、今回は一番下の「Cランク」に格付けされているマイクロソフトの2 in 1 PC「Surface Pro 3」を借用した。「Cランク」と聞くとちょっと心配になるが、いったいどのようなコンディションなのだろうか? リフレッシュPCの外観、そして2014年7月17日に発売された2 in 1 PCのパフォーマンスについてチェックしていこう!
今回横河レンタ・リースより借用した「Surface Pro 3」は、2014年7月17日にマイクロソフトより発売された2 in 1 PC。当時OSは「Windows 8.1 Pro 64bit」がプリインストールされていたが、本製品は「Windows 10 Pro 64bit」にアップグレードして、初期化されている状態で販売されている。新品と同様に初期設定して使い始めることが可能だ。
CPUは第4世代(Haswell)の「Core i5-4300U」(2コア4スレッド、1.90~2.90GHz)、メモリー(RAM)は8GB、ストレージは256GBのSSD(Serial ATA)を搭載している。メモリー容量、ストレージ容量は現在の基準と照らし合わせても、実用上十分なスペックだ。
ディスプレーは12 インチ ClearType フル HD Plus(2160×1440ドット)。本体サイズは292×201.3×9.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約800g。インターフェースは、フルサイズUSB 3.0、microSDカードリーダー、ヘッドセットジャック、Mini DisplayPort、カバー用端子を搭載している。またアクセサリーは36ワット電源アダプターに加えて、Surfaceペンが標準で同梱されている。
ただしキーボード付きカバー「タイプカバー」は同梱されていないので、別途購入するか、Bluetoothタイプのキーボードなどを用意する必要がある。もちろんタブレット端末としてのみ使うのであれば購入しなくてもいい。
このほかの細かなスペックについては下記を参照してほしい。
主な仕様 | |
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製品名 | SurfacePro3 256GB(Win8.1Ux64)→(Win10x64) |
メーカー名 | Microsoft |
グレード | Cランク |
販売価格 | 4万9680円(税込) |
OS | Windows 8.1 Pro 64bit(Windows 10 Pro 64bitにアップグレード済み) |
プロセッサー | Core i5-4300U(2コア4スレッド、1.90~2.90GHz) |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB(MZMTE256HMHP-000MV) |
ネットワーク | IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.0 |
ディスプレー | 12 インチ ClearType フル HD Plus(2160×1440ドット) |
カメラ | 500万画素のリアカメラ、500万画素のフロントカメラ |
インターフェース | フルサイズUSB 3.0、microSDカードリーダー、ヘッドセットジャック、Mini DisplayPort3、カバー用端子 |
バッテリー駆動時間 | 最大約9時間のウェブ閲覧 |
サイズ/重量 | 292(W)×201.3(D)×9.1(H)mm/約800g |
QualitのリフレッシュPCは横河レンタ・リース独自開発の梱包箱に収められている。Surface Pro 3はタブレット端末のため箱のサイズは比較的コンパクト。しかしエアーキャップ製の袋に収納されたうえで、箱内部で宙に浮いているような状態で固定されている。また36ワット電源アダプターやSurfaceペンなどは、箱内部の別室に収められている。配送時に万が一の事故があった場合でも、中身にダメージが及ぶ可能性は低い。
横河レンタ・リース独自開発の梱包箱は、製品本体をシリコンフィルムでしっかりと固定し、箱内部で宙に浮いたような状態で保持している。発泡スチロールなどは使われておらず、段ボール、エアーキャップ、シリコンフィルム、ビニール袋のみで構成されているので、廃棄するのも簡単だ
さて外装の状態だが、今回は「【Cランク】Bランクよりもキズ等や使用感があるレンタルアップ品」ということで、背面上部にやや広い面積に擦り傷が目立っていた。しかし機能的にはまったく問題ない傷であり、角度によっては目立たない程度。また肝心のディスプレーには細かな傷もまったく見当たらなかった。もしかしたらディスプレー保護フィルムなどを貼った状態で使われていたのかもしれない。このまま使ってもよいし、傷が気になるようならステッカーなどを貼ってもいい。この傷のためにランクが下がり安くなっているので、スペック的にはお買い得だ。
ディスプレー面をかなり細かくチェックしたが、少なくとも肉眼で視認できるような傷は見当たらなかった
本体背面。キックスタンドから上側に擦り傷が入っているが、正面から見てもほとんど目立たない
角度を変えて本体背面を見ると、上側に擦り傷が入っているのが見える。バッグから出し入れする際にファスナーなどとすれたか、テーブル面に置いていてこすれた傷のように思える。落下などで付いた傷ではなさそうだ
本体上面
本体下面
本体右側面
本体左側面
36ワット電源アダプター
Surfaceペン
バッテリー容量を「Battery report」コマンドでチェックしてみた。設計容量4万2157mWhに対して、フル充電容量は4万637mWh。充電回数は325回に達しているが、まだ十分実用に耐えるバッテリー容量を維持している
ストレージの利用状況をチェックする「CrystalDiskMark 8.0.0」でチェックしたところ、健康状態は「正常」、電源投入回数は「951回」、使用時間は「1696時間」と表示された。1回あたりの平均使用時間は約1.78時間と短いので、据え置きで使い続けられたのではなく、外回りで使用された端末だと思われる
最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。定番ベンチマーク「CINEBENCH R15.0」で計測してみたが、CPU性能を示す「CPU」スコアは219 cb、グラフィックス性能を示す「OpenGL」スコアは22.24 fpsという結果だった。最新モバイルノートPCなどと比べると本製品の処理性能は決して高いとは言えない。
しかし実際に使ってみると意外と動作は俊敏だ。安価なタブレット端末でありがちな低速なeMMCではなく、高速なSSD(Serial ATA)を搭載しているおかげで、OSの起動、アプリの起動、ファイルの読み書きは快適だ。ウェブブラウジングしたり、オフィスアプリケーションなどを利用するのなら、十分なパフォーマンスを備えていると言える。
CPU/グラフィックスベンチマーク「CINEBENCH R15.0」のCPUスコアは219 cb、グラフィックス性能を示すOpenGLスコアは22.24 fps
ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 6.0.2」のシーケンシャルリード(Q32T1)は555.0MB/s、シーケンシャルライト(Q32T1)は255.6MB/s
今回横河レンタ・リースより借用した「Surface Pro 3」は、シリーズとしては3世代前の製品ではあるが、CPUにCore i5を搭載しており、一般的な用途には十分なパフォーマンスを備えている。また「Cランク」ということで背面にやや大きめの擦り傷が入っているものの、そのぶん4万円台と非常に低価格だ。コストパフォーマンスを最重要視して2 in 1 PCを探しているのなら、魅力的な選択肢と言えるだろう。
提供:横河レンタ・リース
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