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  • 沿って huawei-accessories
  • 29/04/2022

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第1回レンズサポート編④REPORT◉田村雄介

第1回レンズサポート編①

第1回レンズサポート編②

第1回レンズサポート編③

最後に実際にマウントした時の様子を紹介しよう。

ZEISS Lightweight Zoom LWZ.3 21-100mm/T2.9-3.9 T*

まずカラー付きのネジをレンズのマウント部分に設置、その後本体を横からスライドさせて嵌め込んで締めるという唯一の機構。この機構のおかげでレンズの個体差なども見事に吸収してくれる上に、とても滑らかに嵌まり込むので、ここで、また……はぁ……とため息が出る。これは本当にやって見ないとわからない感覚なので是非体験して欲しいところ。本当に……はぁ……。

これまた他と違うのがロッドの固定が横方向のノブ式というところ。これ実は結構ガッチガチの固さなので親指のピンチ力は少々必要になる。親指突き指してると結構キツい(実体験)。しかし慣れればとても扱いやすい。また手前側、奥側両方向にノブが倒れるため、レンズによってフォーカスギアを付ける場合など、空きスペースの広い方向に向かってノブを倒せるという非常に考えられた仕組みになっている。現場のセットアップに大助かりだ。

まずY字サポート。当たり前だけど何の問題もなく装着可能。ロックも十分。

そしてネジ式ロック。ちょっとコツがあって、一度レンズのエクステンションに本体を通した後、エクステンションを装着してそのまま下に落としロッドを両側でロックするという工程になる、こうすることによってレンズマウントあたりに無駄な負荷をかけずにスムーズに適切なセットアップができるようになる。ロッド左右共に固定できるが、いくらロッドがしなって締め付けをある程度吸収してくれるとは言え、あまりアジャストの効かない1穴からサポートを伸ばしている以上締め付けすぎは注意。

これまた標準シネズームに何の支障もなくアタックできる。もちろん押し上げすぎ注意。

ネジ式はコツというかそもそも前述のアジャスタブルな横スライドが効いているおかげで、調整して締めて止める。という一連の流れがとてもやりやすい。

ノブも非常に締めやすくサポート本体も小型なため、とてもスッキリした印象になる。締めすぎ注意もあまりないだろう。ゴテゴテリグはちょっと……という方にも是非オススメしていきたい。

無問題! ロッドへの固定はZACUTOと同じく左右両方固定式。サポート自体がネジロック式でもないので、ロッドをいわさない程度に鬼締めしてしまって良いと思う。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

細さ故の制限がある。

ZACUTO(左)、SmallRig(右)はマウントポイントの違いはあれどクリア。REDだとちょっと厳しいかな?

BrightTangerine(左)はそもそもY字の設定がないので不可。Vocas(右)は残念ながら届かず……これが前述のエクステンション多めに用意した方がいいに繋がる。とはいえEVAやFSは憶測ではあるがギリギリ届くのではないだろうか。と言ってしまえばじゃあREDどうすんのってエクステンション買うの! それで解決!(力技)

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SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art

三脚座アリナシで。ここで注意点だが三脚座のように微妙に角度が変えられる場合は最初に三脚座のローテーションネジはユルユルにしておこう。でないと正確な角度が出てない状態で締め付けた場合レンズマウントに多大な負荷がかかってしまう。ローテーションネジは最後に軽く締めよう。

ここまでの結果を顧みれば簡単に想像はつくが【三脚座無し】、無効。

【三脚座有り】の場合、ロッドとの距離がかなり近づいてしまうためレンズサポートを上下逆さまに装着すると上手くいく。最初にユルユルの三脚座にネジを締めこみ角度を合わせて嵌め込みそして固定。

この状態でフォーカスギアなどもしっかり届くため実用的になる。ここでもノブが前後どちらにでも倒れる機構がとても役に立つ。

【三脚座無し】でも十分届く。さすが。

【三脚座有り】だとこれまたBrightTangerineと同じく逆さ付で問題なし。注意点などは前述のものと同様に。ラチェットの向きを考えればギアも問題なく装着可能。

マウントポイント次第ではギリギリ届く感じ。

ネジ式は残念ながらどう頑張っても三脚座の下に潜り込んでくれないため不可。残念。

無問(略。

本来最初に話すべき内容なのだけど、格好良さ重要視! と言ってしまった手前、見える部分から話してしまったけれど、一応本題といえば本題。

レンズサポートは大きく重い映像用レンズを支えることによってカメラボディとレンズ、双方のマウント部分に負荷をかけないようにするアイテムだ。これをおろそかにしてバタバタ動いているとなんかのきっかけでマウント根元からポッキリということにもなりかねない。ポッキリいかずとも歪みが生じたり……とここまでの話はDSLR組だとしても重々承知の話。ここからは映像ならではの話。

今回紹介したサポートは、ネジでロックしてガチガチにするものとY字で下から押さえるものの2種類。

通常仕様ならY字でも全然問題ないのだけど、今回用意したZEISSシネレンズのように個人レベルでシネレンズを所有した場合。SIGMA然り、FUJI然り。色々あります。

そんな中から選びに選び抜いたシネレンズ、買ったーやったー。の次。

フォローフォーカス欲しくなりませんか?

それも昨今安くて良いものが色々出てきてる電動フォーカス……こいつをロッドに装着します。電動フォーカスにはキャリブレーションというものがあります。ここからここまでが動ける範囲だよーってのを調べるよーという動作。この動作、当然電動でギアを動かすわけですが、これ、結構強力です。まともなレンズサポートをつけていないとギアが噛み合わなくなって、無限遠を超えたところでギア同士が甘噛みしあってそれはもうこの世のものとは思えない恐ろしい音がします。

大枚叩いて買ったレンズからして良いわけがない音が鳴り響きます。

具体的にいうと、

こういった空回り防止の意味合いも含めてロッドとレンズの距離を固定して色々と円滑に現場準備を進めるための必需品とも言えるんですよ! 奥さん! どうですか? ひとつ今夜のオカズに一品増やしませんか!

このコラム、次あります?

第1回レンズサポート編①

第1回レンズサポート編②

第1回レンズサポート編③

リグレンズ新コーナー田村雄介