LIFEBOOK UHシリーズには店頭モデルとWebモデルが用意されている。
店頭モデルには、Core i5-7200U/メモリ4GB/ストレージ128GB/バッテリ25Whを搭載する「UH75/B1」、Core i5-7200U/メモリ4GB/ストレージ256GB/バッテリ50Whを搭載する「UH90/B1」がある。
一方Webモデルの「WU2/B1」は、CPUをCore i5-7200U(2.5~3.1GHz)/Core i7-7500U(2.7~3.5GHz)、メモリを4GB/8GB/12GB、ストレージを128GB/256GB/512GB、バッテリ容量を25Wh/50Whから選択可能だ。
13.3型ワイドフルHD非光沢TFT液晶(1,920×1,080ドット、166dpi)のディスプレイ、IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1の通信規格、後述するインターフェイスについては全モデルで同じ構成だ。
店頭モデル | Webモデル | ||
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UH75/B1 | UH90/B1 | WU2/B1 | |
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit/Windows 10 Pro 64bit | |
CPU | Core i5-7200U(2.5~3.1GHz) | Core i5-7200U(2.5~3.1GHz)/Core i7-7500U(2.7~3.5GHz) | |
GPU | Intel HD Graphics 620(300MHz~1GHz) | Intel HD Graphics 620(300MHz~1GHz)/Intel HD Graphics 620(300MHz~1.05GHz) | |
メモリ | DDR4-2133 SDRAM 4GB | DDR4-2133 SDRAM 4GB/8GB/12GB ※Core i5-7200U搭載モデルは8GB/16GBを選択不可 | |
ストレージ | 128GB SSD(SATA) | 256GB SSD(SATA) | 128GB/256GB/512GB SSD(SATA) |
ディスプレイ | 13.3型ワイドフルHD非光沢TFT液晶(1,920×1,080ドット、166dpi) | ||
通信 | IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1 | ||
インターフェイス | USB 3.1 Type-C×1(USB Power Delivery対応)、USB 3.0 Type-A×2(左側電源オフUSB充電機能付き)、720p Webカメラ、マイクロフォン/ヘッドフォンコンボジャック、SDカードスロット、HDMI、Gigabit Ethernet | ||
バッテリ容量 | 25Wh | 50Wh | 25Wh/50Wh |
バッテリ駆動時間 | 約8.3時間 | 約17時間 | 25Wh選択時約8.3時間/50Wh選択時約17時間 |
本体サイズ | 約309×212.5×15.5mm(幅×奥行き×高さ) | ||
重量 | 約777g | 約913g | 25Wh選択時約790g/50Wh選択時約916g |
本体色 | ピクトブラック/サテンレッド | ピクトブラック | ピクトブラック/サテンレッド |
Microsoft Office | Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス | 選択可 | |
価格(※2月28日調べ) | 179,500円前後 | 187,000円前後 | 181,224円~ |
LIFEBOOK UH75/B1の本体サイズは約309×212.5×15.5mm(幅×奥行き×高さ)、製品公式サイトに掲載されている重量は約777g。富士通から今回借用した貸し出し機の実測重量は、2月22日に新たに発表された数値とぴったり同じ761gだった。
13.3型の筐体で実測761gという重量は掛け値なしに軽く感じる。電源がオンになっていなければ、中身が入っていないのではと疑いたくなるぐらいだ。
本製品の軽量化は、液晶部材(ガラス、導光板、反射シート)、バッテリ樹脂ケースの薄型化、天板カバーへのマグネシウムリチウム合金の採用、キーボード面と底面カバーへのマグネシウム合金の薄肉成形などの総合的な施策により実現している。
富士通によれば、ネジ1本にいたるまで細かなパーツを0.01g単位で調整しているとのこと。そこまで細かく積み上げなければ世界最軽量の座を獲得できない競争を富士通とNEC PCは繰り広げているわけだ。
軽量化にあたってトレードオフになりがちな堅牢性については、高さ76cmからの落下試験、自転車を想定したZ軸方向の振動試験、加圧加重35kgfの1点加圧試験、加圧加重200kgfの全面加圧試験、キーボードのたわみ耐久試験、液晶開閉耐久試験などが実施されている。
安心の超軽量モバイル「LIFEBOOK U/UHシリーズ」製品品質評価試験実際、天面、キーボード面、底面を指で力強く押してみたり、パームレスト部を持って強く上下に振っても、多少のきしみやたわみは発生するが、たわんだまま元に戻らなかったり、断裂するような不安感はまったくなかった。
カラーラインナップはピクトブラックとサテンレッドの2色を用意。マット状の質感のサテンレッドは、天面、底面だけでなく、キーの側面も赤く彩られており、デザイン上のアクセントとなっている。なお店頭モデルのUH90/B1で選べるのはピクトブラック1色だ。
本製品の塗装、表面処理で特筆しておきたいのは手脂が比較的目立たないこと。天面、底面はやや手脂が付着するが、キートップ、パームレスト部は自分の顔を触ったばかりか、スナックを食べた直後でもなければほとんど手脂が付かない。
どんなに美しい表面処理や塗装が施されていても、頻繁にクリーニングクロスで磨かなければ艶やかさを維持できないのであれば意味がない。特にパームレスト部の表面処理はほかのメーカーにもぜひ追従していただきたい。
端子・ランプ・ボタン類は、右側面にSDカードスロット、USB 3.0 Type-A、Gigabit Ethernet、ケンジントンロック、左側面に電源、HDMI、USB 3.1 Type-C(USB Power Delivery対応)、USB 3.0 Type-A(電源オフUSB充電機能付き)、マイクロフォン/ヘッドフォンコンボジャック、パームレスト手前に電源ランプ、バッテリ充電ランプ、バッテリ残量ランプ、ディスクアクセスランプ、ワイヤレス通信ランプ、キーボード奥にF Lockランプ、Num Lockランプ、Caps Lockランプ、Scroll Lockランプ、電源ボタンが配置されている。
モバイルノートPCは有線LAN端子が省略されアダプタで接続するモデルが多いが、展開式の端子とすることで本体に内蔵しているのは富士通らしいマジメさの表われだ。
本体天面天面ロゴ部アップ。サテンレッドは、ブラック1層、シルバー2層、レッド1層の4層塗装が施されており、光の角度により赤の濃淡が変化する本体底面。左下にあるのは吸気口本体前面。中央にはディスプレイを開ける際に指をかける突起が設けられている本体背面本体背面排気口のアップ。排気口はキーボード面にも開けられており、ディスプレイ上部にも熱気を逃がしている右側面。左からSDカードスロット、USB 3.0 Type-A、Gigabit Ethernet、ケンジントンロックが配置されている有線LAN端子は、引き出して持ち上げることでLANケーブルを接続可能となる。精密な作りなので、LANケーブルを装着したまま本体を持ち上げるような乱暴な扱いは厳禁だ左側面。左から電源、HDMI、USB 3.1 Type-C(USB Power Delivery対応)、USB 3.0 Type-A(電源オフUSB充電機能付き)、マイクロフォン/ヘッドフォンコンボジャックが配置されているディスプレイ面ディスプレイ面Webカメラ部アップ。Webカメラ稼働時はランプが青く点灯するキーボード面キーボード面パームレスト右手前アップ。左から電源ランプ、バッテリ充電ランプ、バッテリ残量ランプ、ディスクアクセスランプ、ワイヤレス通信ランプが配置されているキーボード奥には左からF Lockランプ、Num Lockランプ、Caps Lockランプ、Scroll Lockランプ、電源ボタンが配置されているパームレスト部を持って強く上下に振っても、大きくきしんだり、たわんだりすることはないLIFEBOOK UH75/B1の実測重量は約761gACアダプタと電源ケーブルの実測重量は200.5g。LIFEBOOK UHシリーズは本体と合わせて、ACアダプタも小型・軽量のものが新たに採用されている付属のACアダプタは入力100-240V、出力19V、2.1A、容量39.9W